007.まなざし


父が嫌いだった
何時も不機嫌そうだった
厳格な父だった

一番目が嫌いだった
見下してるような
怒れば火をも噴きそうなほど

そんな父が
今泣いている
私の結婚を祝って
涙を流している

結納の時でさえ
仏頂面だったのに
厳格な父が泣いている

挨拶際に涙目の父
幸せになれの
たった一言
ハンカチ持って隣に母
少し淋しくなるわねと
やっぱり涙目だった

二人の瞳の奥に
愛が溢れてた

少し遅いけど気づけて良かった
愛を持って見守られてた事
私 幸せになります