やっと開放される
あの時 僕は確かに死んだんだ 君を抱いて奈落へ 心と共に体まで
目が覚めたときの事実 残酷なほど紛れもなく 僕はこの世に残った
君が居ない現実 不自由な体の過酷 そして只管に空虚
「一緒に逝って」 そう泣きじゃくった君は 僕を一人取り残した残酷な人 忘れられない
時が来て やっと開放される
君からの贈り物なのだろうか それとも 僕を欲した君の手回しなのだろうか 病に侵された僅かな命
時が来て やっと開放される 君を抱きしめにいくよ